レポート添削について
目的
本講義では工学者に要求される文章の書き方を学ぶため,レポート提出を課しています. 文章の書き方を学び,質の良いレポートや卒業論文を執筆できることが理想ですが,本講義だけでは作文や添削の機会が少ないため,そのレベルの域に達することは難しいです. そこで,最低限の内容として下記の5点を満たすようなレポートを作成する力をつけさせることを目的とします.
- 様式に従ってレポートを作成する
- 正しい日本語で作文する
- 図や表,数式,参考文献等を正しく書く
- 専門的な用語を適切に扱い,その情報を知らない人にも分かるように説明する
- レポートを見れば実験内容を再現することができる
上記は大学のレポートや卒業論文を執筆する際に求められるものであると同時に,就職後にも要求されるものです. 上記を習得させることを本講義の目的にもしておりますので,皆さんも理解した上でレポートの添削をお願いします.
レポートの受け取り方法
レポートの提出は全てGoogle Classroomを介して行います. レポートに関するやり取りを把握したいので,Google Classroom以外のレポートの提出は不可とします.
Google Classroomの参加方法と注意点
教員から所定のクラスへ招待します. 学生の個人情報(学籍番号,氏名,@gs4.chubu.ac.jpのメールアドレス)が閲覧可能になりますので,取り扱いに注意してください. 万が一に備え,データのダウンロードは避けて全ての処理をブラウザにて完結するのが好ましいです.
レポートの閲覧方法
学生には「授業」の「課題」にてレポートを提出してもらいます.レポートを閲覧する方法は,所定の課題をクリックして詳細を表示します. 下記のように詳細情報に提出済みの項目があるのでクリックして課題の採点ページに移動します.
レポート添削の対象となる学生のレポート(PDFのアイコン)をクリックするとブラウザでPDFを閲覧,コメント追加等ができます.
コメントの記入方法
添削が必要な文章をドラッグするとコメントを追加
というアイコンが表れますのでクリックするとエディタウィンドウが開きます.
そこにコメントを記述し,コメント
をクリックすると投稿できます.
いつ誰がコメントしたかも記録されますので,履歴を確認することも可能です.
また,レポートでは同じような間違い,修正点を指摘することが多いです.
コメントバンクという機能を利用すると,添削時間を大幅に削減できますので便利です.
使い方は各自で調べてください.
添削が終わったら画面右の成績
を書き換えてください.
本講義では成績
はレポートの返却回数としますので,初回の添削時は1
,2回目は2
としてください.添削は最大で2回までです.
ここまでの処理を終えたら画面右上の返却
をクリックしてください.
返却すると学生にメール(@gs4.chubu.ac.jp宛)にて通知されますが,classroomからの通知がありません(授業ページから返却の確認はできます).
メールを確認しないと気付くことが難しいため,限定公開コメントにて一言,返却したという旨を伝えてください.
レポートのチェック項目
下記を参考に機械的にチェックをお願いします. チェック項目が多いですが,レポート提出時のチェックリストとほぼ同じ内容です. また,論文のように丁寧に添削していると時間が足りないので, レポートの完成度を高めるというよりは,レポートとして体を成すことを目的として添削をお願いします.
- レポート全体
- フォーマットに従っているか (LaTexはこの限りではない)
- 文章の組み立ては適切か
- 適度に段落分けが成されているか
- 考察以外では主観的でなく,客観的に文章を書けているか
- 考察以外では思う,感じるは不要.結果等に基づいて考えが書かれているか
- 正しい日本語で文章が書けているか
- 第三者に的確に伝わるか
- ですます調ではなく,である調か
- 口語的な言葉,スラングを使用していないか
- 体言止め(文末を名詞で終える)をしていないか
- 他のレポート,HP,書籍等をコピーしてないか
- 目的
- レポートの意図を理解し,答えているか
- 十分な分量があるか(3行以上)
- 方法(実験結果と合わせて書いてもOK)
- 何を行うための方法であるか記述されているか
- 方法論が記載されているか
- レポート内容だけで記載されている結果が得られること
- 方法を説明するための数式や図,表が存在するか
- 数式,図,表の位置は適切か
- 数式,図,表の番号とキャプションは存在するか
- 数式,図,表を文章中に参照しているか
- 図中の文字は人間が読みやすいサイズであるか
- グラフの軸,目盛りの書き方は適切か
- ターミナルの出力結果を絵として貼ってないか
- プログラム等を絵として貼ってないか
- プログラムは枠付き,かつ行数で見やすくするなどの工夫をさせると良い
- 目的に沿った方法論・結果であるか
- 分量は十分か(内容によって判断してください)
- 考察
- 結果から考えられる内容であるか.(飛躍していないか)
- 感想は不要
- まとめ
- 目的を満たしているか,対応しているか
- 分量は十分か
- 参考文献
- 参考文献を列挙しているか
- 参考文献は文章中で参照されているか
- 書き方は適切か(スタイルによって異なることも多々あるので,必要な情報が書かれていて,書き方が統一されていれば良い)
- 課題
- 指定された課題を解いているか
- 答えが合っているか(間違っている場合は下記を参考にしてください.)
- 1度目の提出:何が(どこが)間違っているかを指摘する
- 2度目の提出:ヒントを出す
- 必要に応じて図や表を用いて説明しているか
- レポート再提出について
- 添削結果が反映されているか
学生からの質問について
答えられる範囲(添削内容等に対する質問)だと判断した場合には,各自で返答してください. 採点基準等の答えることが難しい内容に関しては,教員まで連絡をお願いします.
期日までにレポート添削ができない場合
レポート添削結果を連絡する日までに完了していない場合には,受講生がレポートを提出する機会が失われるので成績評価に影響を与えます. 教員が代わりにレポートを添削するので,事前にその旨を教員まで早めに連絡してください.
諸注意
レポート添削の目的は,受講生のレポート作成能力の向上です. TAの皆さんの仕事の一つがレポート添削ですが,その添削がレポート作成能力の向上に繋がらなければ意味をなしません. 是非,皆さんの伝える力や,教える能力の向上の機会と捉えて役立ててください.
下記は諸注意です.
- 受講生とTAの関係は希薄であるケースがほとんどです.添削結果を伝える際には,初コミュニケーションとなることが多いため,それなりの節度で丁寧な文章で伝えてください.不躾な添削文章は,やる気の喪失と間違った人間関係の築き方を学んでしまう原因となりえます.
- 教員とTAは受講生に対して平等かつ公正な教育を提供しなければならないという倫理規定があります.一部の学生を対象とした特別な指導は提供しないようにしてください.また,レポート指導は,こちらで事前に割り振った学生のみにしてください.
- TAは本講義を円滑に進めるための役割を担うために本学が雇用しています.従って,講義を介しての個人的なやり取りは控えてください.
- 良いレポートに出会った場合には,やる気を出させるために褒めてあげてください.